銘柄は株主優待で選ぶ
株取引の際に重要となってくるのが銘柄をどう選ぶかという部分です。株取引初心者の方であればそれこそ直観など感覚的な部分で選ぼうとするかもしれませんが、やはりきちんとした基準を設けた上で選ぶべきです。株取引というのは思っている以上に奥深いものになりますので、感覚的なものだけではどうにもならないということがほとんどです。株取引において銘柄を選ぶのであれば、株主優待で選ぶのが安心です。
そもそも株主優待とは?
株取引において銘柄を選ぶのであれば株主優待で選ぶのが安心ということなのですが、そもそも株主優待というのはどのようなものなのでしょうか?まずは、株主優待についてきちんと理解を深めていきましょう。
株主優待というのは、言ってしまえば企業が自社の株を保有してくれる株主に対して感謝の気持ちを込めて送るものです。例えば、最近では商品の定期購入である程度継続していくと特典がついてくるといったケースも少なくありません。それは続けて購入してくれる消費者に感謝の気持ちを込めての特典です。感覚としては、これと同じようなものと考えていいでしょう。
株主優待の具体的な内容というのは実にさまざまで、自社の製品であったり、優待食事券などであったりすることもあります。株主優待の内容は、持っている株の数によっても違ってきます。言うまでもありませんが、やはり株をたくさん持っている方であればあるほど株主優待の内容もより充実してきます。
ただ、だからといって株の数と株主優待の内容が完全に比例するというわけではありません。大切なのは株主優待をもっともお得にもらえるであろう株の数を把握しておくことです。株主優待で銘柄を選ぶのであれば、このあたりは事前にしっかりとリサーチしておきたいところです。
株主優待にもいろいろなものがありますが、基本的に企業にとってもメリットがあるからこそ株主優待という形で還元をしているのです。言ってしまえば、株主優待というのは企業側にもメリットがありますし、株主側にもメリットがあるのです。まさに双方にとってハッピーなものと言えるでしょう。
企業にしてみれば株主優待によって、長期で持ってくれる安定した株主をゲットすることができますし、配当とは違って株主優待の場合には企業側の税金の負担が軽くなるのです。<基本的に企業側は株主の数を増やしたいと考えていますし、個人で投資をする個人投資家を大切にしたいと考えているものです。幸か不幸か、今は国に頼れないことがわかり、株取引などで資産を作ろうとする個人の方がかなり増えています。それにインターネットの普及によって、株取引そのものもかなり身近なものとなりました。
企業側も個人側もお互いにニーズがマッチしている状態ですので、今後、株取引は積極的におこなわれるようになるでしょうし、株主優待の内容もより充実したものになっていくかと思われます。
企業の将来性も忘れないように
株主優待で銘柄を選ぶというのは、とても賢い選び方と言えるでしょう。ただ、だからといって株主優待だけを見ればいいというわけではありません。というのも、株主優待の内容というのはそれが一生続くわけではないのです。株主優待というのはあくまでも企業の利益から分配されるものになりますので、企業の利益が少なくなれば分配されるものもどんどん少なくなっていきますし、最終的にはなくなってしまう可能性もあるのです。
株主優待で銘柄を選ぶにしても、やはり将来性のある企業、安定している企業といったものを選んでいく必要があります。そもそも将来性がないという企業であれば株価が値下がりして損をしてしまうでしょうし、そうなってくると株主優待が減らされたり、廃止されたりするリスクも高くなってくるのです。
株主優待だけに着目するのではなく、それが維持されるのかどうか企業の業績や将来性といったものも考えておかなければいけないのです。
銘柄は感覚だけで選ばないこと
これから株取引を始めるという方であれば、銘柄の多さに驚くことになるでしょう。選択肢が多いからこそ、どれにしていいのか迷ってしまうこともあるかと思います。
ただ、わからないからといって感覚だけで銘柄を選ぶようなことはしないようにしましょう。
もちろん、人の直感が頼りになることもあるのですが、株取引に関しては感覚だけで選ぶのは危険です。
特に、今から株取引を始めようと思っている方やこれから株取引に力を入れていこうと思っている方というのは、やはり将来のことも考えてという部分があるかと思います。
国が頼りにならないからこそ今は自分で将来のために資産を作っていくしかないのですが、将来のための資産を作るからこそより堅実に進めていく必要があるのです。株主優待で銘柄を選べばそう大きな失敗はしないでしょうし、何らかのリターンを得られます。しっかりと吟味していきましょう。